はみだしコランタン digital*

漫画「コランタン号の航海」シリーズの公式ブログです。
山田睦月・大木えりかの二人で運営しています。
「アホウドリの庭」第四回目
「コランタン号の航海」アフリカ篇、連載第4回目が新書館Webウィングスにアップされてます。

今回、ぐっとファンタジーらしい展開になりました。アフリカといえば妖術ですよ。ふふふ。
妖術って、あまり馴染みのない単語ですが、要するに人を害するような呪いのことです。身の回りの不幸はすべて妖術師の所為っていうとまるで被害妄想のようですが・・・。



アザンデ人の世界―妖術・託宣・呪術 アザンデ人の世界―妖術・託宣・呪術


E.E. エヴァンズ=プリチャード


みすず書房


この本の中に、面白い話が出てきます。(とっても分厚い上にお高いので、お勧めはしませんが・・・)
アザンデという土地はとても暑いので、人々は穀物貯蔵小屋の陰で涼んだり、おしゃべりしたり、仕事したりするんだそうです。でも、古くなった小屋が倒壊することもよくある。なぜなら、小屋の支柱がシロアリに食われていくからです。当然、小屋の陰にいる人は怪我をするわけなんですが、アザンデの人々はこれを「妖術師のせい」だと言うとか。
……シロアリのせいですよね? 小屋の陰に座るのも、自分の選択だし。

でも、アザンデの人々はそういう仕組みを理解してないわけじゃないんだそうです。
確かに、穀物貯蔵小屋が壊れるのはシロアリの所為だけど、じゃあなんでわざわざ自分がその小屋の陰に座っているその場所・その瞬間に、小屋が倒壊しなくちゃいけなかったんだろう。1時間前でも、1時間後でも良かったはずなのに。
二つの出来事が偶然時間と空間を同じくして起こったのは、妖術の作用である。これが、アザンデ人の哲学なんだとか。

説明を聞いてみると、彼らも迷信に振り回されているわけじゃないって思えます。これはこれで、一理ありますよね。
さてさて、クリオの人々の妖術はどうなのか。続きをお楽しみに〜。

| 大木えりか | お知らせ | 18:38 | comments(2) | trackbacks(0) |
「アホウドリの庭」第三回目
「アホウドリの庭」、第三回目が新書館Webウィングスのページにアップされました。
あ、山田さんがコメントで掲載内容を補足してくださっている! すばらしい・・・。
そうなんです、当時の水兵さんの主食は肉! 塩漬けにしたお肉が毎日配給されていたそうです。船乗りなのに魚は食べません。お魚が食事として出すってことは、水兵さんたちの反乱を警戒しなくちゃいけないくらいの異常事態だったようで。

作中で、そんなうるさ型の英国海軍の海の男どもを感心させている料理が、チェブジェンです。セネガルのメニューだとか。
日本語のWikiページがあるくらいだから、メジャーな料理なんでしょうか。食べたことないんですけど、美味しいらしいです。いいな〜。
| 大木えりか | お知らせ | 15:40 | comments(0) | trackbacks(0) |
「アホウドリの庭」第二回目
新書館、Webウィングスのサイトに連載中の「アホウドリの庭」の二回目がアップされています。
(割と皆さんに確認されることが多いのですが、最初から最後まで無料で読めます。特に登録とかも必要ありません。雑誌じゃなくてWebページですよ〜)

わー・・・首長さんが格好いい・・・。(←今回の私の感想)
彼の髪型をどうしようかなあと悩んでいた時に参考にしたサイトが、こちら
フランスが西アフリカを植民地にしていた時代の写真アーカイブです。もちろんフランス語なので私もよく分からんのですが、適当に「Territoire」というところで国名を選んで、「Lancer la Recherche」を押せばその地域の写真が見れます。キーワードを入れたらピンポイントで検索もできるみたいなので、フランス語がお出来になる方はどうぞ。

モノクロの写真ばかりですが、暑くて乾燥した空気が伝わってくる気がします。何十年も前の遠い国の風景だと思うと、不思議ですね。

| 大木えりか | はみだし | 17:30 | comments(2) | trackbacks(0) |
「アホウドリの庭」(コランタン号の航海第3部)は7月28日連載開始です
ご報告が遅くなりました。
さんざんお待たせしておりました「コランタン号・アフリカ編」ですが、ウェブウィングスへ7月28日掲載予定です。つまり、明日です。どうぞよろしくお願いします!

今回の連載は本編のみで、「はみだしコランタン」は載っていません。もちろん、単行本化する際には入ります。
なので、お話のちょっと分かりにくい部分はこちらのハミダシdigitalで補っていけたらいいかな、と思っているんですが、どうなることやら。本編の準備だけで結構いっぱいいっぱいになってしまうかもです・・・すみません。

コランタン号の方は、どうものっけから困難の多い航海となっておりますが・・・しばらくの間、乗組員たちのがんばりにお付き合いいただければ幸いです。

ウェブウィングスへのリンクはこちらです。(あ、無料で読めますよ!)

| 大木えりか | お知らせ | 17:44 | comments(2) | trackbacks(0) |
リトルワールドに行ってきました
というわけで、山田と大木の二人で、みんぱくに引き続き愛知県の野外ミュージアム「リトルワールド」へ行ってきました!
いやあ・・・楽しかったけど、想像以上に広かったです。経験者から「まっすぐわき目を振らずにアフリカセクションまで行くように」と忠告されていなかったら、辿りつけずに日が暮れていたかも。
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| 大木えりか | - | 23:13 | comments(3) | trackbacks(0) |
コランタン・アフリカ編について
ご無沙汰しておりました。
前回のブログ更新からかなり間が空いてしまい、その間に色々な出来事がありましたが、みなさまお元気でいらっしゃいますでしょうか? 

大木と山田はコランタンの連載再開に向けて準備を進めてきたのですが、ここでお詫びしなくてはなりません。前回のエントリーで、「コランタン第3部の連載は春から」と書きましたが、訂正です。7月公開のWebウィングスから連載を再開させて頂くことになりました。

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| 大木えりか | お知らせ | 13:49 | comments(6) | trackbacks(0) |
重大発表!
おや、マードック君が望遠鏡で何かを発見したようですよ?

  



どうやら・・・ 



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| 大木えりか | お知らせ | 00:56 | comments(17) | trackbacks(0) |
残暑お見舞い申し上げます!

 
 
| 山田睦月 | はみだしらくがき帳 | 00:00 | comments(6) | trackbacks(0) |
暑中お見舞い申し上げます
お久しぶりです。ずいぶんと更新の間が空いてしまいました。
コランタンの連載に関して、宙ぶらりんの状態が続いているので、何とも動きにくかったのですが・・・実は、今も未定のままです。
まあ、もうちょっと待つしかないようですので、その間にひとつ更新を。

昨日辺りから関東ではすっかり梅雨明けしたような猛暑が続いています。(甲信越が羨ましいよ山田さん・・・)
しかし、こんな時こそエコロジカルに涼を取ってみるのも一興というものではないでしょうか。
というわけでオススメしたいのがこれ、


女王陛下のユリシーズ号 (ハヤカワ文庫 NV (7))女王陛下のユリシーズ号 (ハヤカワ文庫 NV (7))

アリステア・マクリーン著

村上 博基訳

早川書房 1972-01

Amazonで詳しく見る


『女王陛下のユリシーズ号』です!

舞台は19世紀英国・・・ではなく、第二次世界大戦期の北極海。連合軍の輸送船団を護衛する英国の巡洋艦と、輸送艦を襲撃するUボートの戦いを描いた傑作です。
帆船物ではありませんが、エッセンスは同じ。艦長の下に結束した個性豊かなクルー達が、荒れる海や不気味な敵と戦います。

特に、ユリシーズ号を指揮するヴァレリー艦長が素敵なんですよ! 病を押しての奮闘振りは、涙なくして読めないものがあります。
そして、献身的な副長、賢くて頑固者の軍医、豪放磊落な航海長・・・ね、帆船物に近いでしょう?

この物語が暑気払いにうってつけなのは、北極海という舞台を臨場感たっぷりに描いているからです。
読んでいると、とにかく寒い

吹き付ける冷たい風、氷の海、体の奥底から冷え切って動かない体・・・ユリシーズ号のクルー達の最大の敵は、寒さと疲労なのです。
その描写がリアルなので、読んでいると暑さを忘れること請け合いです。
(ついでに、熱々のコーヒーと生のラムが美味しそうに思えることも請け合い・・・/笑)

というわけで、夏休みのお供に海洋物の大傑作、『ユリシーズ号』をいかがでしょうか。
夢中で読める一冊です。
| 大木えりか | はみだし | 22:42 | comments(6) | trackbacks(0) |
リージェンシー式、礼儀作法の覚書
リージェンシー(後のジョージ四世が摂政をしていた19世紀初頭)時代のロンドンを舞台にしたお話を考える上で難しかったのが、上流階級のマナーです。
色々とルールがあるようなのですが、何しろビクトリア朝と比べて資料が少ない!ので、誤魔化してしまった部分が沢山あります。(ストラザーン男爵邸での食事会の席順とかです)
船上生活の規則とかなら、詳しいんですけれども(笑)。

なので、先日ジョージェット・ヘイヤーの『素晴らしきソフィー』を再読していて出てきたものを、後々に備えてリストアップしておこうと思います。
続きを読む >>
| 大木えりか | はみだし | 01:22 | comments(5) | trackbacks(0) |

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