はみだしコランタン digital*

漫画「コランタン号の航海」シリーズの公式ブログです。
山田睦月・大木えりかの二人で運営しています。
「アホウドリの庭」第二回目
新書館、Webウィングスのサイトに連載中の「アホウドリの庭」の二回目がアップされています。
(割と皆さんに確認されることが多いのですが、最初から最後まで無料で読めます。特に登録とかも必要ありません。雑誌じゃなくてWebページですよ〜)

わー・・・首長さんが格好いい・・・。(←今回の私の感想)
彼の髪型をどうしようかなあと悩んでいた時に参考にしたサイトが、こちら
フランスが西アフリカを植民地にしていた時代の写真アーカイブです。もちろんフランス語なので私もよく分からんのですが、適当に「Territoire」というところで国名を選んで、「Lancer la Recherche」を押せばその地域の写真が見れます。キーワードを入れたらピンポイントで検索もできるみたいなので、フランス語がお出来になる方はどうぞ。

モノクロの写真ばかりですが、暑くて乾燥した空気が伝わってくる気がします。何十年も前の遠い国の風景だと思うと、不思議ですね。

| 大木えりか | はみだし | 17:30 | comments(2) | trackbacks(0) |
暑中お見舞い申し上げます
お久しぶりです。ずいぶんと更新の間が空いてしまいました。
コランタンの連載に関して、宙ぶらりんの状態が続いているので、何とも動きにくかったのですが・・・実は、今も未定のままです。
まあ、もうちょっと待つしかないようですので、その間にひとつ更新を。

昨日辺りから関東ではすっかり梅雨明けしたような猛暑が続いています。(甲信越が羨ましいよ山田さん・・・)
しかし、こんな時こそエコロジカルに涼を取ってみるのも一興というものではないでしょうか。
というわけでオススメしたいのがこれ、


女王陛下のユリシーズ号 (ハヤカワ文庫 NV (7))女王陛下のユリシーズ号 (ハヤカワ文庫 NV (7))

アリステア・マクリーン著

村上 博基訳

早川書房 1972-01

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『女王陛下のユリシーズ号』です!

舞台は19世紀英国・・・ではなく、第二次世界大戦期の北極海。連合軍の輸送船団を護衛する英国の巡洋艦と、輸送艦を襲撃するUボートの戦いを描いた傑作です。
帆船物ではありませんが、エッセンスは同じ。艦長の下に結束した個性豊かなクルー達が、荒れる海や不気味な敵と戦います。

特に、ユリシーズ号を指揮するヴァレリー艦長が素敵なんですよ! 病を押しての奮闘振りは、涙なくして読めないものがあります。
そして、献身的な副長、賢くて頑固者の軍医、豪放磊落な航海長・・・ね、帆船物に近いでしょう?

この物語が暑気払いにうってつけなのは、北極海という舞台を臨場感たっぷりに描いているからです。
読んでいると、とにかく寒い

吹き付ける冷たい風、氷の海、体の奥底から冷え切って動かない体・・・ユリシーズ号のクルー達の最大の敵は、寒さと疲労なのです。
その描写がリアルなので、読んでいると暑さを忘れること請け合いです。
(ついでに、熱々のコーヒーと生のラムが美味しそうに思えることも請け合い・・・/笑)

というわけで、夏休みのお供に海洋物の大傑作、『ユリシーズ号』をいかがでしょうか。
夢中で読める一冊です。
| 大木えりか | はみだし | 22:42 | comments(6) | trackbacks(0) |
リージェンシー式、礼儀作法の覚書
リージェンシー(後のジョージ四世が摂政をしていた19世紀初頭)時代のロンドンを舞台にしたお話を考える上で難しかったのが、上流階級のマナーです。
色々とルールがあるようなのですが、何しろビクトリア朝と比べて資料が少ない!ので、誤魔化してしまった部分が沢山あります。(ストラザーン男爵邸での食事会の席順とかです)
船上生活の規則とかなら、詳しいんですけれども(笑)。

なので、先日ジョージェット・ヘイヤーの『素晴らしきソフィー』を再読していて出てきたものを、後々に備えてリストアップしておこうと思います。
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| 大木えりか | はみだし | 01:22 | comments(5) | trackbacks(0) |
鳥好きのネルソン提督
すみません、更新が停滞しています。
『ロンドン・ヴィジョナリーズ』三巻の関係で幾つか書いてないハミダシがあるんですが。ざっと考えただけでも、テムズ・トンネル、パンチとジュディ、士官候補生達の生活などなど・・・。
ハミダシを書く場合は間違っちゃいけませんから、色々と確認しないといけないんですが、既に返却しちゃった資料なんかもありまして。そのうち必ずやりたいと思っています。

さて、今日は場繋ぎというわけでもないんですが、偶然見かけて面白かったことのメモ。
連載未定のアフリカ編に向けてイメージトレーニングだけはしているのですが、すっかりジェラルド・ダレルに嵌ってしまいました。この人は『積みすぎた箱舟』というカメルーン滞在記を書いていて、コランタンは西アフリカを航行予定なので、ちょうどよかったんです。
ところが、それがあまりにも面白かったので、どんどん関係ない本まで手を出してます。

虫とけものと家族たち (集英社文庫)虫とけものと家族たち (集英社文庫)
ジェラルド・ダレル著
池澤 夏樹訳

集英社
1983-01

Amazonで詳しく見る


この本は、ジェラルド・ダレル自身が家族と一緒にギリシャのコルフ島で暮らした少年時代を綴ったもので、子供にとっての幸せのエッセンスが凝縮されたような素晴らしい本です。魅力的な家族、風変わりなコルフ島の人々、美しい自然など、どこを読んでも素敵なのですが、動物好きのジェラルド少年に何とか勉強への興味を持たせようと、家庭教師が奮闘するシーンで笑ってしまいました。

だって、ネルソン提督がものすごい鳥好きってことになってるんです(笑)。


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| 大木えりか | はみだし | 00:09 | comments(3) | trackbacks(0) |
船乗りの新年
「ロンドン・ヴィジョナリーズ」のラストシーンはドックヤードでの新年でした。
船のお正月っていいですよね。横浜港なんかで、汽笛を一斉に鳴らすのも大好きなので、それをコランタンでやってみたというわけです。

大晦日には、一年に一回だけの特別なやり方で、船の時鐘を鳴らします。それが、新年の16点鐘です。
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| 大木えりか | はみだし | 02:57 | comments(4) | trackbacks(0) |
カスパーの写真
ロンドン・ヴィジョナリーズに登場して、ホレイシアと一緒にコランタンの面々を助けてくれるカスパーのモデルとなった彫像をご紹介します。
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| 大木えりか | はみだし | 23:12 | comments(0) | trackbacks(0) |
フィンランド人は風をあやつる?
『コランタン号の航海‐水底の子供‐』の1巻の話なのですが。そういえば、コミックス版のハミダシでは拾っていないネタがありました。
フィンランド人の水夫でアートスさんというのが登場します。で、彼についてマッカレル掌帆長が、

「アートスの奴はフィンランド人でしてね。風を操る才能があるんですよ」(マッカレル)
「バルト海の妖術師の伝説かい? そんなの迷信だよ」(マードック)

これは、どこから見つけてきたネタなのかという話です。
実は、「ホーンブロワー」シリーズの8巻に出てくるんですよね・・・。



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| 大木えりか | はみだし | 22:01 | comments(2) | trackbacks(0) |
『ロンドン・ヴィジョナリーズ』タイトル由来
『ロンドン・ヴィジョナリーズ』の二巻が発売されました。どうぞ宜しくお願いします! 
次巻で完結するお話なので、まだちっとも風呂敷が畳まれておりませんが・・・私としては、お気に入りキャラのベッツィちゃんとドクターが一杯登場してくれるので嬉しいです。

それと、二巻になってようやくタイトルの由来を明かせるので、ほっとしております。
気に入ってはいるんですが・・・ちょっと憶えにくいですよ、ね?

ロンドン・ヴィジョナリーズ(London Visionaries)=ロンドンの幻視者たち

という意味です。
ヴィジョナリー(visionary)というのは、二巻冒頭で噂されているウィリアム・ブレイクの異名です。特に預言書と呼ばれる作品群の中には、この宇宙を構成する四人のゾアという存在が登場したりして、本当に独特・・・。

ブレイクは詩を書くだけではなくて、銅版画とか挿絵も描いていました。
別に彫刻をしたという事実はないのですが、今回のお話の全体的なモチーフとしてブレイクの作品を使いたかったので、近所のおじいさん役で登場していただいた、というわけです。

ちなみに『ニュートン』の現物は こちら です

ブレイクにつながるような幻のロンドンを視る者たちの物語。少しでも楽しんでいただければさいわいです。
| 大木えりか | はみだし | 15:48 | comments(0) | trackbacks(0) |
ジョージェット・ヘイヤーの薦め
「ロンドン・ヴィジョナリーズ」のはみだしコランタン・スペシャルは、リージェンシー・ロマンス特集でした。(ちなみに、次巻はゴシック小説特集にしようかと・・・)

ここで取り上げたジョージェット・ヘイヤーは、「コランタン号」がロンドンを舞台とすることになるまで、私も読んだことのなかった一作です。いやあ、生まれてはじめてのハーレクイン文庫です。

・・・でも、これがすごく面白い! ロマンス小説を愛好する人しか読まないなんて、勿体無すぎる! というわけで、もう少しヘイヤーの紹介をしてみようと思います。

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| 大木えりか | はみだし | 22:24 | comments(0) | trackbacks(0) |
点灯夫と灯り持ち
「ロンドン・ヴィジョナリーズ」には灯り持ちという職業が登場します。


「水底の子供」二巻にも書いた通り、今回のお話はレオン・ガーフィールドの『見習い物語』にインスパイアされているんですが、この本に灯り持ちの少年が出てくるのです。
だから、「ロンドン〜」のストーリーを考えるにあたって、最初に浮かんだイメージは「たいまつを掲げるアンリ」だったりするのでした。


さて、灯り持ちとはどういうお仕事なのでしょうか?

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| 大木えりか | はみだし | 18:39 | comments(0) | trackbacks(0) |

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